2019/4/26

高齢飼い主さんの飼育放棄!と介護保険のはざまで苦しむペット達;;

高齢飼い主さんが、生活の友と支えにして飼ってきた愛犬愛猫たち・・
認知症、重病やホーム入所、急死等によって・・・
行き場を失い・・・緊急レスキューの依頼が!
病院の生活相談室・・行政の福祉担当・・・介護事業所・・等からの
SOSが途切れません
 
飼い主さんは、介護保険でヘルパーさんや、介護ホームに入所できます
残された犬猫達は・・・食事もお手入れもしてもらえないまま・・
飢えに苦しみ・・飢餓状態で、運のいい子が保護されてきます
間に合わなかった子は・・・家の中で亡くなってしまっているケースも;;
ペットを飼えば長生き!
確かに飼い主さんはペットを飼っていない方と比して、1年前後は長生きしています・・・
でも、人は自分の最後を自分では決められません
亡くなった後に残されたペットは・・・
気が付いてもらえないまま・・・餓死したり、糖尿病等になって苦しんで・・
保健所へ収容されてしまうのです・・;;
 
保健所では、病や高齢の仔は「譲渡に適さない犬猫(殺処分しても良い犬猫)」と判断されて
殺されてしまいます・・・
この様な「譲渡に適さない犬猫(殺処分しても良い犬猫)」は
保健所の「殺処分数」には数えないのです
 
保健所の「殺処分ゼロ!」達成の裏には、
この様な犬猫達の死をカウントしない現実があります
 
高齢の一人暮らしの飼い主さん
犬猫を飼いたい・・・お気持はわかります
ご自身で看取ってあげられる年齢の犬猫を迎えるのはOK!です
 
別居のお身内がしばしば訪問する場合でも
親の「認知症」を認めるのは・・・なかなか難しいものです
気が付いたときには症状がかなり進んでしまっているケースも!
 
その間・・・犬猫は「飼育放棄状態」になってしまっています
栄養が偏ってしまったり・・エサを貰えなかったり・・
散歩もトイレの始末もしてもらえないまま・・
長期の虐待!の状態になっているのに
ご家族が気が付かない期間が長くなってしまう最悪のケースも
 
・・・愛犬愛猫の先を考えてあげて下さいね
最後・・殺処分させるために、ご自身の幸せ(エゴ)のために飼うのはやめて下さいね
 
飼うことをあきらめるのも「愛情」です
 
 
高齢になって・・・お世話ができなくなった時のために
どんな方法で犬猫を助けてあげられるのか
今・・模索が始まっています
 
まだ緒に就いたばかり・・・
 
若い頃にきちんとお世話できて、素晴らしい飼主さんだったとしても
人生100年を迎える高齢化社会に向かい
犬猫の里親さんを希望される方には
ペットの寿命と、飼い主さんの健康寿命(元気寿命)を考慮せざるを得ない
厳しい現実があります
 
犬猫を物のリースのように
飼いたい時だけ飼って、飼えなくなったらいつでも引き取ります!
この様な愛護団体もあります・・
 
でも・・ 
本当にこんな飼い方が「動物愛護」でしょうか?
 
飼う方がいない犬猫を何年かの間でも飼ってあげたい!
この気持ちは素晴らしいのですが・・
 
看取ってあげることは、年齢的に難しいから・・と
預かりボランティアを希望される方もおられます
 
犬や猫は、物ではありませんよ
小さくても「心をもった生き物」です
 
飼い主さんを愛し信頼し生きているのです
人として、信頼に応えることが大切ではないでしょうか
 
※お写真説明
 
トップ写真;マロンちゃんは、高齢飼い主さんが緊急入院・・・
退院のめどがありません
ヘルパーさんからの緊急SOS!で緊急レスキューして貰いました
心臓のお薬を飲みながら、当会の「犬の一時預かりボランティアさん」のお家で
甘えん坊しながら、里親さんとのご縁を待っています。
 
2番目の写真;とらじ君は、飼い主さんが急死・・・
遺体を守り、他の方を飼い主さんの遺体に近づけない様に
一生けん命にのまず食わずで・・守り続けました・・;;
保護当時はすっかり衰弱し、立ち上がることも難しい状態でレスキューされました;;
保護シェルタ―で、人に甘えるようになってきました
里親さん募集中です
 
 3番目の写真;茶白プリッツ君は、20歳の超高齢猫
飼い主さんは、プリッツ君を看取ってあげるつもりで飼育してきたのでしょう
でも・・先に高齢飼い主さんが入院・・退院のめどがありません
お身内は猫嫌い! さっさと保健所へ出しました・・;;
幸い年齢の割に元気・・
譲渡適格猫♥」として、殺処分を免れました
平均寿命をはるかに超えたご長寿猫
緊急レスキューして、一時預かりボランティアさんのお家で
「ご隠居さま猫」として余生をのんびり過ごしてもらうことに(*^^)v
「終生預かり(天寿を看取って下さる預かりさん)」になりました
 
4番目の写真:べっ甲猫かかおちゃんは、身寄りのない高齢飼い主さんが急死!
当初は20匹を超えるファミリー猫達だけが残されていました;;
地元の愛護団体が緊急レスキューを行い
避妊去勢手術を行い、シェルター等に保護できるまで
餌を与えに通って最後にレスキューされた猫です
最終的に18匹を助け出すことができましたが・・・
間に合わなかった子も・・
 
当会で緊急レスキューできた子は、本当に氷山の一角
幸運な犬猫達(#^.^#)
レスキュー依頼が間に合ったケースです
連絡を貰いレスキューに入った時点で既に手遅れ・・・のケースも・・
模索が続いています 
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